小児矯正治療(乳歯期、混合歯列期)
1 叢生(乱杭、ガタガタしている)
取り外し式拡大床矯正装置使用
CASE1 取り外し式拡大床矯正装置使用
右上(写真では上)の前歯が回転、下の前歯が軽度のガタガタ、上下真ん中のズレが見られる。
CASE2 取り外し式拡大床矯正装置使用
上の左右2本目前歯が上下の噛み合わせが逆になっている。上の前歯がガタガタになっている。
CASE3 取り外し式拡大床矯正装置使用
上の真ん中2本の歯が前後的に違う角度に生えてきたので、歯肉の高さに差が見られる。上の左右2本目前歯が上下の噛み合わせが逆になっている。下の前歯がガタガタになっている。
CASE4 取り外し式拡大床矯正装置使用
上の左右2本目前歯が上下の噛み合わせが逆になっている。上の前歯がガタガタになっている。
CASE5 取り外し式拡大床矯正装置使用
前歯が噛み合っていない。上の左右2本目前歯が上下の噛み合わせが逆になっている。
2 叢生(乱杭、ガタガタしている) 上下顎ワイヤー型固定式矯正装置使用
CASE1 ワイヤー型固定式矯正装置使用
上の前歯が90°回転している。下の前歯がガタガタしている。
CASE2 ワイヤー型固定式矯正装置使用
上の2本目の生える隙間がない。下の2本目の歯が内側に生えてきてガタガタしている。
CASE3 ワイヤー型固定式矯正装置使用
右下(写真では左下)の3本目の乳歯が早期に抜けてしまったため、下の前歯が傾き右下の3本目の永久歯の生える場所がない。
CASE4 ワイヤー型固定式矯正装置使用
歯茎の中に埋もれていた過剰歯(余分な歯)の影響で右上(写真では左上)の1本目の歯が傾いて生えてきた。
3 上顎前突 マウスピース型矯正装置のみ使用
CASE1 マウスピース型矯正装置使用
上の前歯が出ている。上の歯列アーチの幅が狭い。噛み合わせ全体の高さが低い。
CASE2 マウスピース型矯正装置使用
上の前歯が出ている。下の前歯が内側に傾いている。噛み合わせ全体の高さが低い。
CASE3 マウスピース型矯正装置使用
上の前歯が出ている。噛み合わせ全体の高さが低い。上の前歯も出ているが、下顎も後退している。
CASE4 マウスピース型矯正装置使用
上の前歯が出ている。上の歯列アーチの幅が狭い。噛み合わせ全体の高さが低い。
CASE5 マウスピース型矯正装置使用
上の前歯が出ている。下の前歯が内側に傾いている。噛み合わせ全体の高さが低い。上の前歯も出ているが、下顎も後退している。
4 上顎前突 BJA使用
以下の4症例は上の前歯も出ているが、噛み合わせ全体の高さが低く、下顎も後退していることにより上の前歯の突出感が増している。
CASE1 BJA使用
下顎の後退した上顎前突なので機能的顎矯正装置を使い下顎を前方に誘導し、噛み合わせの高さを上げる治療を開始する。下の写真は上下別々になった、矯正装置(BJA)とその装着時。
CASE2 BJA使用
CASE3 BJA使用
CASE4 BJA使用
5 反対咬合 前歯の噛み合わせが逆になっている
ムーシールド使用
前歯の反対咬合(噛み合わせが逆)、切端咬合(前歯の先どうしが噛んでいる)は早期に歯の磨耗、下の前歯部歯肉の退縮を助長させます。
舌が常に下の歯列にあり、適切な舌圧が上の歯列にかからないことによります。舌を適切に上に挙げることにより治療をします。
綺麗な歯列アーチは周りを取り囲んでいる、外側の口唇、頬、そして内側の舌の均衡が取れた力によります、乳歯列の場合も永久歯列期に備えるため舌圧の訓練は早期から必要です。
早期の治療をオススメします。
CASE1 ムーシルド使用
このままだと下の前歯の歯肉が退縮する。
1期治療(乳歯、混合歯列期)から2期治療(永久歯列期)への移行治療
右下の乳犬歯早期喪失により下顎の真ん中が右にずれ、そのスペースが失われてる。
まず1期治療として取り外し式拡大床にて失われたスペースを獲得する治療を行う。
1期治療終了時、取り外し式拡大床により失われたスペースを確保できた。
まだ永久歯萌出途中。
永久歯の萌出が完了して2期治療を開始。DAMON SYSTEM使用 非抜歯にて治療終了できた。