生涯のパートナーであるために
予防歯科を中心に取り組んでいます。
予防とは疾病発症の阻止のみを指すのではなく疾病の発症前から発症後まで全ての段階で、それ以上の悪化(進行)させるのを阻止することを指します。
すなわち、虫歯、歯周病の発症予防だけに限らず、悪化や再発防止も含む概念と言えます。
また治療だけでなく、生活習慣の改善も役割を担います。
予防歯科は幅広く、そして3段階に分かれます。
・1次予防は疾患を発症させないための予防で、例えば虫歯や歯周病にならないように予防する。
・2次予防は、早期発見・早期治療(進行阻止)で、それ以上悪くしないための機能障害からの予防です。
・3次予防は口腔内の機能回復後、良好な状態を維持していくことによる機能不全からの予防です。
虫歯も歯周病も細菌による感染症です。発症の予防には、まず感染源(プラーク)を取り去ることが必要です。徹底的なプラークコントロールは必須です。患者さんによるブラッシング、歯科衛生士によるプロフェッショナルクリーニングが必要です。
さらに、生活習慣病といった側面を持つため、感染源と同時にリスクファクター(悪くする因子)を取り除くことも重要です。
そのリスクファクターとは、悪い飲食のパターン、口呼吸、唾液の出が悪い、歯並びが悪い、噛み合わせの異常などです。
特に歯周病の場合は喫煙、肥満、糖尿病など全身的リスクファクターも存在します。また常用薬の中には歯周病に影響を与える物もあります。
感染源とリスクファクターを取り除く治療が終了すれば疾患の再発予防のための歯科衛生士によるプロフェッショナルケアが、歯周病のような慢性疾患においては必要となります。そのケアの間隔も患者さんの状態により異なります。
プロフェッショナルケアができるスタートラインに立って頂くことが、まず目標となります。
生涯自分の歯で噛んで頂くためには患者さん自身にセルフケアを頑張っていただき、
歯科衛生士によるプロフェッショナルケアを受けて頂くことが必要です。
そのお手伝いを私共では致します。
そして患者さんの症状に合わせて、それぞれの状態に適した予防治療メニューを提案いたします。